2017年3月18日土曜日

都道府県別の通勤・仕事時間

 今日は一日中,室内で肉体労働をしました。昨日届いたスチール本棚5台を組み立て,梱包の巨大段ボールを解体して束ねる。そして,台所に山積みにしておいた本を並べる作業です。


 学生の頃から使っていた木製の本棚3台は,引っ越し前に処分しました。無理に詰め込んだため,棚がひん曲がってしまったためです。これが木製の欠点。それに対し,スチールは耐性に優れています。組み立ても超簡単です。
http://tanabe.tank.jp/cool2/sutiruhondana-top.htm

 うーん,やはり本に囲まれると落ち着きますねえ。仕事をしようという意欲も湧いてきます。子どもの読書活動推進の取組が盛んですが,こんなふうに子どもを本で取り囲んでしまう環境を作るのもいいでしょう。詰める本は,図書館からフルに借りてくる,ブックオフの100円文庫を大量に買い込むなど,いろいろ揃える手はあります。

 さて,有業者の平均仕事時間を出した記事をツイッターで見かけました。それによると,トップはわが神奈川県で1日495分とのこと。これは平日なのか,週全体でみた平均なのか分かりませんが,神奈川県民としてはちょっと複雑な思いです。
https://twitter.com/hahaguma/status/842925983975931904

 この記事で紹介されているのは,全有業者の平均みたいですが,働き盛りの男性に限るとどうでしょう。また,仕事時間に通勤時間も加味すると,大変さの度合いがもっとリアルに正確に出てくると思います。

 私は,2011年の『社会生活基本調査』に当たって,35~44歳の男性有業者のデータを作ってみました。バリバリの働き盛りです。この層に限定して,平日1日あたりの平均通勤時間と平均仕事時間を県別に出してみました。ここでいう平均時間とは,調査日に当該の行動をした行動者の平均時間です。
http://www.stat.go.jp/data/shakai/2011/index.htm

 通勤時間(a),仕事時間(b),両者の合算(a+b)を高い順に並べたランキング表にすると,以下のようになります。


 通勤時間のトップは神奈川です。1日あたり(往復)106分,片道53分ですか。私が住んでいる横須賀市から都内に通勤するとなると,もっとかかるだろうな。その次が埼玉,3位が千葉と,東京を取り巻く3県が上位を占めています。さもありなん。

 仕事時間をみると順位構造は違っていて,上位には地方県が多く挙がっています。トップは岐阜の638分(10時間38分)です。地方は都会に比して仕事時間が短い,という記事を見たことがありますが,働き盛りの男性に限ると,必ずしもそうではないようです。意外にも,神奈川の平均仕事時間は全国値より短いではないですか。

 右端は両者を足し合わせた「通勤・仕事時間」で,大変さのレベルを測る指標としては,これがいいでしょう。トップは千葉で714分(11時間54分)! この県では,働き盛りのオトコは,1日の半分を電車内かオフィスで過ごすと。神奈川は仕事時間が短いので,これらの群からは外れています。

 しかし,秋田はいいですねえ。3つの指標とも名誉の最下位。本県の35~44歳男性の通勤・仕事時間は599分で,トップの千葉よりも2時間近く短くなっています。この年齢層の多くは子どもがいるパパでしょうが,わが子と接する時間も多く取れるでしょう。秋田は子どもの学力トップの県ですが,親世代の生活が落ち着いていることも影響しているのでは。こういう部分も投影されるものです。

 当然,通勤・仕事時間(a+b)が長い県では,睡眠時間は短い傾向にあります。下図は,上表の右端のデータと平均睡眠時間の相関図です。


 相関係数は,-0.8097にもなります。右下の都市県はキツイ。仕事時間が最長の岐阜も,この群に仲間入りしています。岐阜はいったい,何なんだろうなあ。

 有業者全体ではなく,働き盛りの男性に限ると,われわれが肌で感じていることが統計で鮮やかに可視化されるように思います。

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