2015年6月6日土曜日

『教育社会学研究』の歴代編集長・採択率

 土曜の昼ですが,いかがお過ごしでしょうか,今日はちょっと涼しいですね。

 ヒマなんで,ある表をつくってみました。日本教育社会学会の学会誌『教育社会学研究』の歴代編集長と採択率のまとめ表です。

 この雑誌はオンライン公開されており,現在,Ciniiのサイトで第1集から88集まで(2011年)まで閲覧することができます。私は,各号の「編集後記」を参照して,歴代の編集委員長・副委員長のお名前(敬称略)と,自由論文の投稿数と採択数を整理しました。

 ここにて掲げるのは,第15集(1960年発刊)からの推移です。データが分かるセルを埋めています。第89集以降は,まだオンライン公開されておらず,紙冊子でしか「編集後記」を見れないのですが,89集から94集までが手元に見当たらないので,ペンディングにしています。当該の号が手元にある方は,補足なさっていただければと思います。すみません。


 本誌は1989年以降,年2回の発刊となっています。編集長・副編集長の赤字は,私が東京学芸大学で教えを受けた恩師です。松本良夫先生は86~89年に副編集長,陣内靖彦先生は96~97年に編集長を務められました。

 自由論文の採択数を投稿数で割った「採択率」をみると,やはりといいますか,低いですねえ。今世紀以降では,多くの号で採択率が2割を切っています。ゴチの赤字は,採択率が10%未満の号です。私は第82集(2008年)に載せていただきましたが,この号は大変だったんだな。

 競争の激化は,数字でも知られます。採択率の平均値を出すと,90~94年が28.7%,95~99年が29.1%,00~04年が21.2%,05~09年が17.1%です。2010年以降は,この表では分かりませんが(重ねてすみません),4つの数値の見る限り,さらに激戦化していると思われます。院生が増えているからでしょうね。

 タブー視されているのか,こういうデータはあまり見かけないので,作ってみた次第です。ペンディングにした箇所は,大学図書館に足を運んだときに調べ,埋めようと思います。