2014年5月6日火曜日

犯罪被害率の国際比較

 2010年~2014年の初頭にかけて実施された,『世界価値観調査』の結果が公表されています(日本は2010年実施)。本調査のデータは,下記サイトにてオンライン集計が可能。クロス集計も,一つの変数までならOKです。
http://www.worldvaluessurvey.org/WVSOnline.jsp

 興味深い設問が満載ですが,過去1年間の犯罪被害経験を問うものがあります(V179)。「はい」か「いいえ」の二者択一です。私は,調査対象の52か国の男女について,前者の回答比率を明らかにしました。これは,犯罪被害率と読むことができます。

 横軸に男性,縦軸に女性の被害率をとった座標上に,52の社会をプロットすると下図のようになります。国際的な犯罪被害率の布置図です。前後しますが,調査対象は15歳以上の男女であることを申し添えます。


 日本は安全な国といわれますが,確かに男女とも被害率が低くい水準になります。対極には,ペルーやメキシコなど,中南米の社会が位置していますね。

 ペルーでは,男女とも4人に1人が過去1年間に犯罪被害に遭ったと答えています。多くが盗みや強盗かと思いますが,恐ろしや…。なお,北欧のスウェーデンで被害率が高いのがちょっと意外です。はて,どういう罪種によるものか。

 犯罪社会学からすると,どういう属性の人間で被害率が高いかという問題に興味が持たれます。今回は性別のクロスでしたが,年齢,居住地,社会階層なども加味した多重クロスをすれば,この点がクリアーになるでしょう。

 オンライン集計では単純クロスしかできませんが,ローデータをダウンロードすることで,多重クロスも可能になります。ローデータは,下記サイトにてSPSSファイルでDL可能です。今週中に,武蔵野大学のコンピュータ室のパソコンを使って,データセットを完成したいと思っています。
http://www.worldvaluessurvey.org/WVSDocumentationWV6.jsp

 SPSSを使える環境にある方は,今すぐにでもDLできます。私も自宅パソコンに入れようかしらん。12万くらいするそうですが…。

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