2011年5月25日水曜日

大学教員の人口ピラミッド

 ブログのトラフィック・ソースを探るツールで,どういうサイトから本ブログに来ていただいたかを知ることができます。圧倒的に多いのは,「教員&離職」という語で検索して,本ブログの「教員の離職率」という記事がヒットし,閲覧していただいた,というものです。

 他にもいろいろあるのですが,「大学教員&人口ピラミッド」という語での検索結果から,本ブログにお越しいただいた,というケースも結構あります。おそらく,大学教員の年齢構成のピラミッドがどういうものかをお知りになりたいのであろう,と推察します。しかし,これですと,5月4日の「大学の新規採用教員」という記事にいってしまいます。そこで示しているのは,新規採用教員の年齢構成ピラミッドです。

 いささか申し訳なく思いますので,今回は,タイトルのごとく,大学教員の年齢構成が視覚的に分かる,人口ピラミッドをお見せしたいと存じます。2007年10月1日時点のものです。資料は,文科省『平成19年版・学校教員統計調査』です。この資料から,大学教員の数を1歳刻みの年齢別に知ることが可能です。国立大学と私立大学に分けて,双方のピラミッドを作図してみました。ピラミッドは,職名ごとに塗り分けています。


 各年齢の棒グラフの長さは,全教員数に占める百分率を表します。国立大学の母数(=100%)は61,649人,私立大学のそれは94,268人です。ただし,25歳未満は除きます。

 ピラミッドの形は,国私とも,上と下がやせ細り,中間が太い「壺型」を呈しています。私立の場合,定年が遅いので,65歳以上も結構います。その分,私立大学では,若年教員が少ないようです。国立に比した,20~30代のシェアの少なさがよく分かります。

 職名の色分けに注目すると,下から上に開いていく,お花のような模様になっています。教授の赤色ゾーンは,30代後半あたりから出てきます。国立と私立の違いはといえば,紫色の専任講師の比重が,後者ではやや多いことでしょうか。40代や50代になっても,私立では,紫色が目につきます。

 過去との比較をしてませんので,特徴を検出しにくいのですが,教授のシェアの増加,高齢化という言葉で,今日の大学教員集団を言い表すことができるのは,間違いないと思われます。5歳刻みのラフなピラミッドについては,2月4日の記事で,1977年と2007年の比較をしています。そちらも見ていただければと思います。1歳刻みのピラミッドは,最近のものしか描くことができません。

 機会を見つけて,今度は,性別や専攻別に塗り分けたピラミッドを描いてみようと思います。

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